にんにくになら抱かれてもいいさ

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文科省はより高頻度で学習指導要領を改定すべき

今回の改定では、歴史教育が教える側・学ぶ側の両方にとって、歴史好きが多い日本人に最適化した!

 こんにちは、現場の者です。

 今回は生徒側から文科省への鼻につく生意気なメッセージです。

歴史総合バブル

 学習指導要領改定に関して最も記憶に新しいのは、新科目、歴史総合の制定でしょう。

 この方針に対しては否定的な意見が多いような気がします。

「教師側の負担が増える」

「自分の代からなんて不公平だ。」(生徒)

 確かに、カリキュラム改定にはこの2要素はつきものです。

 しかし、果たして今回の改定は間違いなのでしょうか?

昔に比べて改定によるリスクは少なくなった

 もう文科省は改定に対する批判的意見にそこまで敏感にならなくなったのかもしれません。というのは、歴史的に見て今回の改定は大冒険と言えるからです。

 学習指導要領の改定というのは、「大外れ!!バカ増産で国が滅んだ!!オワタww」みたいなオチになることは少なく、どんな改定も、私めをはじめとした未来を担う可能性のカタマリである人材を教育するために行いますから、家電製品みたいに「不良品!!」となるものは有りません

 しかし、どんなに日本にとってプラスに働く改定でも、混乱はつきものです。

 もしも昔のインターネットが普及していない時代に、歴史総合という科目を作っていてはバブルが起きていたでしょう。なんせ、当時のアナログな歴史教育だと普遍的な「教え方の型」が形成されるのに4,5年はかかりますから・・・

 今の時代に改定を行えば、それは新しいビジネスチャンスを生み、大量の歴史媒体が勢力拡大をたくらみ、光の速さで質の高い教育が広がることでしょう。

 どういうことでしょうか??それでは解説はじまりはじまり~

※今回の記事は見出しと太字だけ読んでりゃ大体の内容は掴めます。

塾に行かないと合格出来ない時代はまもなく終りを迎える

 といっても、高校以外での自主学習が求められるのは変わりません。

 近年、ネット上での教育オンデマンド配信のものすごい競争が始まっています。

 スタディサプリ、NHK高校講座などの老舗から、個人Youtuberまで、多くの媒体が授業動画などの教育系動画を配信するようになりました。

 特に歴史という科目は激戦区です。

 というのも、日本人は歴史を学ぶのが大好きです。そして、僕みたいに、自分が持っている知識をみんなに共有したくなります。

 ゆえに、歴史好きには、熱狂的なファンが多く、そして知識をシェアして快感を得たい人が多いということになります。実際、僕はブログを書いているときが一番キモチエエ!

 今回は教育コンテンツがアツいyoutubeを軸にお話していきます。

教育市場の競争はいいこと?

 みなさんは教育系の動画の内容を疑ったことはありますか?

 近年では、大手企業だけでなく、個人でも手軽に教育に携わる事ができるようになりました。これのメリットとして、より多くの学生がより安く塾のような教育を受けることができるようになり、いずれ「大学受験には塾が必要」という常識を覆すものの1つになるでしょう。

 そして教育者どうしの激しい競争が生まれるわけですが、そこで失われる可能性があるのが、教育の質です。

 え?競争が高まれば高まるほど、より良い媒体が生き残っていくのではないの?

 これは間違っていませんが必ずしも「より良い媒体」が正確な情報を発信するとは限らない可能性があります。

 個人の媒体どうしの競争がエグいYoutubeを例に上げましょう。

 すべてがそうだとは限りませんが、歴史の動画を投稿するチャンネルの多くは、副業として銭稼ぎをしていると考えておくのがいいでしょう。つまり、再生回数を稼ぐために世間のウケを重視して、行き過ぎた歴史のアプローチを。ときには正しさを欠いてしまうかもしれません

 Youtubeで動画を視聴する時に、動画のソースを確認する人は多くはありませんよね...というより、こっちはリラックスするために動画を見ているのにいつのまにか騙されているなんてやるせない気持ちです。

始まるのは大手の独占

 その対策として、Youtubeの検索アルゴリズムでは、専門性・権威性・信頼性(E-A-T)が高い動画ほど、利用者に優先的に表示される仕組みになっています。

 ゆえに、人気のあるYouruberには多くのユーザーが集まります。

 そうすると、今度は新規勢力の市場参戦が難しくなります。歴史を語りたい人はたくさんいるのにもかかわらず。

改定で革命をしよう

 歴史は常に更新される科目です。

 もしも文科省が学習指導要領を改定すれば・・・

 大手だろうがどんな媒体も学習指導要領に合わせて動画を作り変える必要があります。

 そうすると、一律ですべての媒体がよーいどんのスタートラインから投稿を始めますから、新勢力の台頭のチャンスが生まれます。もしかしたら、大手を超えるEATを持つものが出てくるかもれません。あるいは、EATは大手に劣るが、より歴史の面白さを感じられるパターンもあるでしょう。

  今回の歴史総合の改定では、抽象化が求められているというのが一般的な解釈です。

 となると、抽象化された動画がトレンドになるでしょう。また、抽象化に長けている勢力が力を伸ばすでしょう。

結論】歴史総合になってから先生が生き生きとしている

歴総しびれるぜ!

 

 話は再び学校教育に戻ります。

 歴史総合になってからカリキュラムの量が増えましたが、これに関して、思わぬ面で効果が出ていると僕は歴史総合を受けながら感じます。

 というのもカリキュラムが増えると、教師陣は教科書の美味しいところを抜粋して授業を作るようになりました。これは教師の裁量が試されて、プラスな競争を生みますね

 今回の改定で、先生たちに求められる能力は、もう完全に「いかに生徒に歴史に興味をもたせ、自主学習を促すか」にシフトしたと考えます。歴史教育が放任化したのです!

 授業中、先生が雑学を話しているときの、生徒の目のキラキラ具合、先生のその熱意を、文科省のお役人さんが感じたら大喜びでしょう。

革命が起きたぞ!!!

文科省はこれを狙っていたかもしれません。

 自主学習に委ねることは、生徒が歴史総合を学ぶ中で、メディアを通してより多くの教育者と出会うことが出来ます。冒険が始まります。ゆえに、間違っている情報から前代未聞の解釈まで、様々な刺激に触れることが出来ますね

今回の改定では、歴史教育が教える側・学ぶ側の両方にとって、歴史好きが多い日本人に最適化した!